被爆62年 2007年桜隊原爆殉難者追悼会記録

写真2007年8月6日 、東京・目黒の五百羅漢寺で開催。8時と10時30分の会を通して142名の参加者がありました。

 昨年、一昨年は、6日が土日ということもあり、2年連続で300人規模の会を開催してきましたが、今年は例年の100人規模の会場に戻しての開催でした。去年並の来場者があれば入りきれません。かといって、少ないのも困ります。7月末で申込者は90名弱、当日参加者を考え、120名は超えるとの感触を得ました。

 しかし前日までに申し込み者は126名に達していました。見込んだ最大入場者130名を超えそうな勢いで、結局最終的には142名、特別企画を除く例年規模の開催では最大人数でした。当日の会場設営で調整、何とか全員の座席を確保することができました。

 当日は、NHKテレビ、毎日新聞、東京新聞の取材がありました。NHKテレビは、夕方のニュース(6時台の首都圏ニュースおよび7時の全国ネット)で放送され、毎日、東京では翌日の朝刊に記事が掲載されました。

碑前法要の写真
午前8時 法要・読経
10時30分 碑前祭始まる 午前8時 法要・読経
写真
8時15分 黙祷
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法要後、貫主から挨拶
10時30分 碑前祭始まる   
追悼会開会写真
昼食を挟んで12時15分 追悼会開会

 8月6日(月)五百羅漢寺。8時から五百羅漢寺主催の平和祈念桜隊殉難者追悼法要。10時30分より桜隊原爆殉難者追悼・碑前祭。記念写真撮影の後、昼食、歓談。 12時15分より法堂にて2007年桜隊原爆殉難者追悼会を開催。


中村美代子会長は足首骨折で入院中のため欠席。開会に先立ち、神山寛副会長より中村会長からの手紙の紹介と、この一年間に亡くなられた原爆忌の会にゆかりのある方々の追悼を行いました。


司会/浦吉ゆか(俳優・世話人

渡邉 力(俳優・世話人)

開会挨拶 神山寛(世話人俳優座)
   


開会挨拶…神山 寛(桜隊原爆忌の会副会長・俳優)


 今日は会場にいっぱいのお客様です。近年若い方たちも大勢この会に参加してくださるようになり非常に喜ばしい事だと思っています。今日の朝刊で「安倍首相が被爆者に会って、原爆症に対する認定基準をもう一度見直す」という記事を見て驚きました。選挙前には小泉と同様「被爆者には絶対会わない」と言っていましたから、やはり皆の力がそうさせているのだと感じました。現在、被爆者手帳を持っている方は26万人と聞いていますが、認定基準が厳しく、その中で原爆症と認められている人はたった2千人しかいないわけですな。1%にも満たないのですから見直すのは当然だと思います。とにかく世界中の核兵器をなくして、美しい地球を取り戻す事が本当の意味での桜隊の追悼になると思います。


「桜隊」について…山崎勢津子(事務局)
江津萩枝さんの著書「桜隊全滅」より戦時中
の新劇界の状況、桜隊の紹介

秋葉忠利広島市長からのメッセージ紹介
 ←朗読…鹿島信哉(俳優・事務局)
 

加藤武さん(文学座)が来場され、突然の指名にも拘らず
ユーモラスなお話をいただいた。

  『原爆に倒れた《未来の星》羽原京子』
(加藤博務「草の花」7号から)
 朗読:栗田桃子(俳優・文学座)

挨拶…加藤 武(俳優・文学座)

 私は丸山定夫さんを映画の中でしか知りませんが、(写真を見て)こんなにお若い方とは思いませんでした。非常に老成した渋い演技をなさる、ともかくうまい人でした。それから園井恵子さん、きれいな品のある方ですね。今、うちの栗田が朗読した中に出てきた文野朋子さんが、桜隊の方々と関わりがあったとは知りませんでした…だったら、もっと(生前に)聞いときゃよかった!! 私は築地小劇場のそばで生まれたのに、残念ながら丸山さんの芝居は観てないのです。「富島松五郎伝」、無法松の一生というのは森本薫さんの作品でして、文学座で初演した時に丸山定夫さんが松五郎役で客演されたそうです。杉村春子さんが吉岡夫人でした。戦後は、三津田健さんが無法松をおやりになった。当時私は三津田さんの代わりに一生懸命太鼓を覚えて、稽古で三津田さんに教えた経験があるんです。1970年安保でワァワァやってる最中には、私が無法松で全国を巡演しましてね。当時、杉村さんに「まあ、ねぇ…あなた、ガンさんが(ガンさんて言うんですよ、丸山さんの事―)よかったのよー!」って…私が無法松をやっているのにですよ…「本当によかったのよ、ガンさんが!!」と…言われた思い出があります。そして仲みどりさん、広島から敷布一枚かぶってお帰りになり、東大に入院して第一号の原爆患者になったといいますが…私はびっくりしちゃって。
 そして今日の私の目当ては佐野浅夫さんのお話。これが聞きたくて駆けつけました。残念ながら北村和夫も亡くなりましたが、今日、追悼していただきましたことを北村に代わりまして御礼申し上げます。


佐野浅夫さんの原稿朗読「初めて見た新劇が『浮標』
だった」(新国立劇場『浮標』パンフレット所収)
  朗読 渡邊力(俳優・世話人)

佐野浅夫さんに聞く
 『苦楽座(桜隊前身)劇団員だった私』
聞き手 堀川惠子(テレビディレクター)
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